遠藤誠建築設計事務所 MAKOTO ENDO ARCHITECTS

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MAKOTO ENDO
ARCHITECTS

数寄屋in京都 <前のページ 次のページ>

桂離宮 雁行する新御殿

桂離宮 松琴亭内部

都ホテル 佳水園の中庭

金地院 小堀遠州作の庭

ネジリマンボという名のトンネル

2010年6月26日~28日

「そうだ、京都へ行こう!」と急に思い立ったわけではないのですが、(実施設計の最中です、すみません)久しぶりに京都方面に行ってまいりました。桂離宮と京都御所の参観を予約してくれた知人からお誘いいただいたのと、どうせならちょっと奮発して前から一度泊まりたかった村野藤吾設計、都ホテルの佳水園に一泊、という企てです。

天気はあいにくの空模様でしたが、この時期雨露に濡れる新緑の中、古建築を訪れて侘び寂びを体感するのも悪くありません。お目当ての佳水園も2度目の桂も、自分の身体にもスーッとなじむ印象でした。(歳のせい?)

残りの時間は南禅寺界隈の小堀遠州作の茶室や庭園を見たりしたので、振り返ると数奇屋建築巡りというツアーになりました。ただこの「数奇屋」が分かったようで分からない。清閑、質素、素朴…?テイストとしてはいま自分が志そうとする建築にリンクするのですが、その実態となるとはっきりつかめない。個人的にはもう少し極めたいという気にもなりましたが、吉村順三設計の超高級旅館、俵屋にでも宿泊すればもう少しは分かるんでしょうか?でも1泊するには更に奮発が必要です…。

写真は順に桂離宮松琴亭、佳水園外観と中庭、金地院鶴亀の庭と南禅寺方丈の庭園、最後は南禅寺そばの「ネジリマンボ」と呼ばれているトンネルです。(ちょっと面白い写真が撮れたので…)
 
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