遠藤誠建築設計事務所 MAKOTO ENDO ARCHITECTS

遠藤誠建築設計事務所
MAKOTO ENDO
ARCHITECTS

旧イタリア大使館別荘 <前のページ 次のページ>

湖を望む縁側のような空間

杉皮が張り巡らされた2階寝室

中禅寺湖と老夫婦のシルエット

木立に佇む外観

中禅寺湖で釣りを楽しむ人々

 2017年5月28日
 
旧イタリア大使館別荘>1928 A・レーモンド】
急に予定がキャンセルとなりフリーとなってしまった日曜早朝、ベッドの中でどうしたものかとしばし考えたあげく、前から行こうと思っていたアントニン・レーモンド設計の旧イタリア大使館別荘を見るべく、中善寺湖方面に日帰り旅行を決行することに!布団をはねのけました。
 
いや~早起きは三文の徳とはこのことですね。天気も最高で移動もノーストレス、そして別荘も素晴らしかった!この建物は昨年復元され一般公開するようになりましたが、当時の図面をもとに忠実な再現がなされています。その特徴は、内外にわたり執拗とも言えるほどに地元の日光杉が使用されていること。杉は日本の住宅や別荘では一般的に用いられる木材ですが、こちらでは屋根(杉皮葺き?)や壁材、軒天などにもふんだんに使われています。ただ…もっと良かったのはこの建築の中から見る中禅寺湖の景色。こういう環境の中では建築もちっぽけなものと思えてしまいます。
 
話は変わりますが、中禅寺湖ってルアーやフライフィッシングのメッカでもあるみたいですね。日本ではこの湖にしかいないレクトラウトとかもいて、この日もたくさんの釣り人で賑わっていました。釣竿も持って行けばよかったな…。
 
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