コラム-2008.07.21 四国の建築

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2008年07月21日~24日
内藤廣の建もの探訪第2弾、牧野富太郎記念館を見るべく高知へ。でも今回は少しゆったり旅行したいと思い、レンタカーを借りて3泊4日で四国をぐるっと一周、というスケジュールで臨みました。四万十川や道後温泉本館も見たいし、鰹のたたきや讃岐うどんも食べたいし・・・。
【牧野富太郎記念館 1999 高知市 内藤廣】(>リンク)
本館入口を入り見上げると湾曲した屋根下の垂木が美しく、棟に向かって徐々に暗がりとなっていく様はさすがに感動ものです。陰影礼賛!別棟の展示館も含め基本的にはこの空間と、滑らかな屋根の稜線が空を切り取る美しさがこの建築の全てではありますが、それはもの足りないとかいうことではなく、それだけで十分ということを言いたいのです。
【海のギャラリー 1966 土佐清水市 林雅子】(>リンク)
夫の林昌二さんが中心となって保存再生運動があり、最近再建されたことは建築雑誌を見て知ってはいたのですが、正直言えば四万十川河口の町へ行くついでにちょっと足を伸ばしてみようかなという感じ。でも建物内に入った瞬間、伸ばしてよかった!そこは海中でした。2階の床スラブの位置がちょうど海面で、だから2階は水の上というストーリーです。
他にも見ものはあったのですが、紙面の関係で上記2作品だけ取り上げさせていただきました。その他は右の写真参照してください。これも少しですけど・・・。

牧野富太郎記念館本館牧野富太郎記念館本館海のギャラリー四万十川香川県立体育館金毘羅芝居小屋金丸座道後温泉本館
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