高崎M邸
6人家族のための大きな住宅です。防犯性を重視したため、敷地全体を壁で囲いその内側に庭を取り込むというコートハウスのスタイルとなりました。3つの中庭はそれに隣接する部屋の機能によって性格の異なる装い(和風庭園、ガーデニングヤード、オープンテラス)となっています。この住宅は低密度の都市型~近郊型というあたりの立地で、そのような環境の中ではコートハウスが有効なことは以前から認識していました。しかし立地条件は別としても、半分囲われ半分開放されるような空間のあり方、そして内部と外部の間にそのような中間領域を挟むという構成は、単に身体的に気持ちの良い空間になるということを改めて実感しました。